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📚 勉強のやり方

「理解した」かどうかは、心の中で説明できるかで決まる

2026年8月11日

「今日3時間やった」と言われても、私はほとんど何も分かりません。 3時間机に向かって、できるようになったことがゼロということは普通に起こります。

私にとって勉強とは、何かできるようになるまで繰り返し練習して習得することです。 だから何時間やったか、何ページ進んだかは、正直どうでもいい。 解けるようになっていればOK、理解できていればOKです。

ただ、そう言うと必ず次の問いが来ます。 「じゃあ、どうやったら理解できたって言えるんですか」

これに私が答えているのが、この記事の内容です。

人に説明できたら、理解できている

私の答えは「人に説明できるようになったら、理解できたと言えるのでは」です。

ここで多くの人が身構えます。友達を捕まえないといけないのか、と。 その必要はありません。実際に他人を用意しなくていい。

心の中で、流れと手順と理由を説明できるかを確認する。それだけです。

この3つ目が本体です。1つ目と2つ目だけなら、 答えを覚えていれば言えてしまうからです。

なぜ「説明」が判定に使えるのか

説明には順番理由が要ります。 そして人間は、分かっていない場所では言葉が止まります

問題を解いているときは止まりません。手が勝手に動くからです。 見たことのある形なら、考えなくても式が書けてしまう。 だから「解けた」は理解の証拠になりません。

ところが説明しようとすると、 「ここでこうして……なんでだっけ」が必ず出てきます。 その「なんでだっけ」の場所が、分かっていない場所です。 探さなくても、向こうから出てきてくれる。これがこの方法の強いところです。

実際にやること

問題を1問解いた直後に、問題を見ないでこう言ってみてください。

声に出しても、頭の中でもかまいません。 途中で詰まったら、そこが今日やるべき場所です。 分かっている9問を解き直す必要はありません。

今はAIに何回でも「なんで?」と聞ける

詰まった場所が見つかったあと、昔は困りました。 先生に聞けるのは週に何回か。友達に「なんで?」を3回続けると、 たいてい気まずくなります。

いまはAIがあります。 分からない箇所について、繰り返し「なんで?」と聞ける。 相手は疲れないし、こちらも気を使わなくていい。

ここは本当に、私が学生だったころと条件が違うところです。 「説明できるか確かめる」→「詰まったところを何回でも聞く」が、 ひとりの部屋の中で完結するようになりました。

塾で私がやっていること

教えたあと、口頭で私に説明できるか聞いてみます。 「これ、どうやって解いたか説明して」と。

そこでなぜそうしたのかまで言えていたら、理解OKと判断します。 手順だけスラスラ言えて理由が出てこないときは、 まだ覚えているだけなので、そこをもう一度やります。

心の中で説明する、を具体的に

「説明してみて」と言われても、何をどう言えばいいか分からないと思います。 順番を決めておくと、迷いません。この3つを、この順で言ってください。

言うこと言い方の例
1この問題は何を聞かれているのか 「2つの直線が交わる点を出せ、と言われている」
2まず何をしたかと、なぜ 「連立方程式にした。交点は、両方の式を同時に満たす点だから」
3次に何をしたかと、なぜ 「yを消した。xだけの式にすれば数が出るから」

2番と3番の「なぜ」だけが本体です。 ここが「……なんとなく」になったら、そこが今日やる場所です。

合格ラインはどこか

完璧に説明できる必要はありません。目安はこれだけです。

その手を選んだ理由を、自分の言葉で1つ言えたらOK。
教科書と同じ言い方でなくてかまいません。 「そうしないと数が出ないから」でも立派な理由です。

逆に、次の言い方が出たらまだです

これは理由ではなく、理由を思い出せないときに出る言葉です。 責める必要はありません。見つかった、というだけのことです。

AIへの聞き方には、うまい下手があります

詰まった場所が見つかったら、AIに聞けます。 ただ、聞き方でまったく違うものが返ってきます。

聞き方返ってくるもの
下手「この問題が分かりません」 解き方の全体。知っている所まで読まされる
うまい 「連立方程式にするところまでは分かります。 そのあと、なぜyから消すのかが分かりません その一点の説明。2〜3行で済む

形は1つ覚えれば足ります。

「ここまでは分かります。ここから分かりません」
前半に、自分が言えたところを書く。後半に、詰まった一点を書く。

そして、返ってきた説明をそのまま信じないでください。 最後にもう一度、自分の言葉で言い直せるかを確かめる。 言い直せて、はじめて自分のものになります。 ここを飛ばすと、「読んだら分かった」で終わって、翌日には消えています。

これは大人の仕事でも同じです。 調べて出てきた答えを、自分の言葉で言い直せない人は、応用が効きません。 学生のうちに身につくと、ずっと使えます。

この記事の要点

🧭 自分のつまずき方を15問でしらべる(登録不要・2分)
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