ただしこの「平均」は、ほとんどの人には起きません。 期待値の 36.7% は、1ユニット2,000万枚に 4本しかない上位の当せん(1等・前後賞・2等)が作っています。 その4本を引かない大多数にとって、平均は自分の話ではありません。
期待値はまったく同じです。違うのは「当たり方のかたち」だけ。
| 30枚(9,000円)買った1万人 | 連番 | バラ |
|---|---|---|
| 平均の戻り | 2,869円 | 2,872円 |
| 中央値 | 900円 | 1,200円 |
| 1円も戻らない人 | 0.0% | 2.7% |
平均はほぼぴったり同じ(2,869円 と 2,872円)。損得は同じで、違うのはブレ方だけです。 連番は下を切り、バラは上下に広がる。上の切り替えで実際に確かめられます。
このページについて
等級・当せん金・本数は、宝くじ公式サイトの発売情報にある公表値をそのまま持っています。年末ジャンボ(第1082回)は1ユニット2,000万枚を23ユニット、年末ジャンボミニ(第1083回)は1ユニット1,000万枚を15ユニット、どちらも1枚300円です。ただし当せん本数は発売ユニット全体の合計で公表されているため、確率を出すには1ユニットあたりへ割り戻す必要があります。この割り戻しが正しく行われているかは、本数がユニット数で割り切れること、発売総額が公表値(ジャンボ1,380億円・ミニ450億円)と一致することを自動テストで突き合わせて確かめています。テストは全部で42件あり、すべて通った状態で公開しています。
1万人の試行では、1枚ずつ独立に当たり外れを引く近似を使っています。本来の抽せんは2,000万枚の山から番号が決まる形なので、1枚引くごとにわずかに残りの確率が動きますが、購入枚数が数百枚までであれば、その差は結果に表れません。ただし連番だけは例外で、末等が下1桁で決まる以上「10枚ひと組につき必ず1枚当たる」という性質を持ちます。ここを独立な抽せんで済ませると連番の意味が消えてしまうため、10枚ごとに末等を1枚確定で配る処理を入れています。10枚に満たない端数の組については、枚数を10で割った確率で1枚当たる扱いです。
このページの主題は「平均はほとんどの人には起きない」ですが、それは作りながら実測で思い知らされた結論でもあります。テストを書いたとき、バラで10枚買った1万人の中央値は0円、使った額の倍以上になる人は1%未満だろうと見積もって条件を書き、2件が落ちました。実際の測定では中央値は300円、倍以上になった人は3.36%、1円も戻らなかった人は30.1%、使った額を上回った人は8.86%でした。桁の感覚が合っていなかったわけです。直感が当てにならないことを自分で踏んだので、その数字をそのまま画面の主題として置いています。
ここに出るのは公表データから計算した確率と、その確率に従って引いた場合のばらつきだけです。買い方によって期待値が上がることはなく、還元率は50.0%、1枚300円に対する期待値は150円で、これは連番でもバラでも、ジャンボでもミニでも変わりません。変わるのは当たり方の形だけです。当せん番号の傾向や、売り場ごとの当たりやすさといった話は扱っていませんし、そうした要素を計算に入れてもいません。このページは宝くじの購入をすすめるものでも、当せんを保証するものでもありません。入力も計算結果も、この画面の中だけで完結しています。