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AdSenseに「有用性の低いコンテンツ」で落ちた——何を測って、何を直したかの全記録

2026年8月11日

Google AdSense に申し込んで、「有用性の低いコンテンツ」で不承認になりました。

この通知の困るところは、どのページのことなのか、何が足りないのかが書かれていないことです。 「コンテンツを充実させてください」としか言われません。

そこで、自分のサイトを1ページずつ測りました。この記事はその記録です。

先に断っておきます。この記事を書いている時点で、 まだ再審査の結果は出ていません。 「これをやれば通る」という記事ではなく、 何を測って何を直したかの記録です。結果が出たら追記します。

まず、違反ではないことを確認した

「有用性の低いコンテンツ」はポリシー違反とは別枠です。実際、確認したところ:

つまり、技術的な不備ではなく、中身の問題として落とされているということです。

公式に書いてあることだけを拾う

体験談を読み始める前に、Googleが公式に書いていることを確認しました。 この件に関係するのは、だいたい次の3つです。

最後の1つが重要でした。私のサイトはブラウザゲームが主役です。 ゲームのページは、開くとキャンバスとボタンが並ぶだけ。 文章がほとんど無い。ここが一番怪しい。

測ってみたら、41字のページがあった

そこで、JavaScriptを実行しない状態で各ページの文字数を測りました。 クローラーから見えるのは、基本的にこの状態だからです。

結果です。

ページ本文(JS抜き)
ゲーム16本の中央値1,078字
そのうち1,000字未満6本
いちばん薄いページ(診断ツール)41字

41字。これは<div id="app"></div> だけ書いて、 中身を全部JavaScriptで描いていたからです。

ブラウザで見れば、15問の設問も、8種類の結果も、ちゃんと表示されます。 でもHTMLの中には1文字も入っていない。 検索エンジンから見ると、見出し0個・本文41字の空ページでした。

直したこと1:JSで描いていた中身を、HTMLにも置いた

ページを作り直したわけではありません。 JavaScriptが起動する前に見えている場所(#app の中)に、 そのページが何なのかを説明する文章を静的に書いただけです。 JSが動けば、その文章は上書きされて消えます。

つまり人間の見た目は1ドットも変わっていません。 変わったのは、JSを実行しない相手から見える中身だけです。

この作業を16本すべてに対してやりました。

ゲーム16本の中央値1,078字2,229字
1,000字未満のページ6本0本

書いた中身は、宣伝文ではありません。 なぜこのルールにしたのか、何を試してやめたのかという設計の話です。 もともと開発メモに書いてあったものを、読める形に直して載せました。

直したこと2:リンク切れを全部潰した

体験談を集めていて、いちばん再現性がありそうだったのがこれです。 「404を全部直したら24時間で承認された」という記録が複数ありました。

サイト内を巡回して、内部リンクの飛び先を全部確認するスクリプトを書きました。 結果は89ページ・114URLで、リンク切れ0件

ここで1つ失敗しています。最初のスクリプトは <script> の中の文字列までリンクとして拾って、 存在しない404を報告してきました。 JavaScriptのテンプレート文字列(href="${BASE}${slug}/" のような書き方)です。 ブラウザもクローラーもそれをリンクとして辿らないので、完全な誤検出でした。 script と style の中を除いてから数えるように直しています。

直したこと3:記事を足した。ただし本数は信用していない

ここは正直に書きます。「記事を◯本にしたら通る」という関係は、見つかりませんでした。

不承認から復帰した記録を集めると、こうなります。

記事の本数結果
39本 → 40本通った
47本落ち続けた
70本落ち続けた

本数で説明できていません。 1本増やして通った人と、70本あって落ちる人が同時に存在する以上、 効いているのは本数ではない何かです。

それでも記事は足しました。理由は本数のためではなく、 1ページずつが読めるものになっているかという観点でサイトを見たときに、 足りないと判断したからです。

やらなかったこと

調べていると出てくるけれど、やらなかったことも書いておきます。

カテゴリを整理する

「カテゴリをまとめたら通った」という体験談があります。 ただしその人は同時に他のことも直していますし、 公式には一言も書かれていません。

そして何より、ラベルを付け替えても中身は1文字も増えません。 審査で見られているのが中身なら、これは効かないはずです。やめました。

デモページを検索から外す

うちには架空の店舗サイトの制作見本が16枚あります。 「薄いページは消せ」という話に照らすと外したくなりますが、 もともと全部 noindex にしてあり、 「これは制作見本で、店名も住所も架空です」というバナーも入っています。

これは見せるために作ったものなので、 通すために消す、という判断はしませんでした。

点検を自動化した

最後に、同じことを毎回やらなくていいように点検スクリプトを書きました。 公開中の全ページについて、こう報告します。

ここでも1つ失敗しました。「戻るリンクがあるか」を href="/..." だけで判定したせいで、 絶対URLで戻っていた17ページを「孤立している」と誤って報告しました。 相対と絶対の両方を見るように直しています。

いまの結果はこうです。

項目結果
審査対象になるページ63枚
本文の中央値1,913字
800字未満0枚
title / description の重複0件
リンク切れ0件

いま言えること

そして、この記事はまだ結末を持っていません。 再審査の結果が出たら、通っても落ちても、ここに追記します。 落ちた場合は、上のどれが足りなかったのかも含めて書きます。

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